ご挨拶

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 千葉内視鏡外科研究会は、1996年に「千葉県下における内視鏡外科手術の安全性と技術の向上を目指し、内視鏡外科手術に携わる医療関係者の相互研修と意見交換を図ること」を目的として発足いたしました。第1回研究会は、同年1月20日、千葉大学第二外科教授 磯野可一先生を当番会長として開催されました。

 このたび、私は前会長 松井淳一先生の後任として、令和7年度より本研究会の代表世話人を務めさせていただくこととなりました。微力ではございますが、本研究会のさらなる発展に尽力してまいりますので、何卒よろしくお願い申し上げます。

 日本内視鏡外科学会(JSES)は、会員数12,000人を超える日本を代表する外科系学会であり、本研究会はJSES公認の91研究会のうち第13番目に登録されている、全国的にも歴史ある研究会です(日本内視鏡外科学会)。2025年2月末時点で、施設会員数は82施設にのぼります。研究会は毎年1月から2月にかけて定例開催されており、本年で第29回を迎えました。

 設立当初は、千葉県内で先進的に腹腔鏡下手術を行っていた外科系の先生方を中心に運営されておりましたが、2014年(平成26年)の第19回より、泌尿器科、呼吸器外科、産婦人科の先生方にも当番世話人をお引き受けいただき、領域横断的な運営体制となっております。第29回では、初めて小児外科の立場から私が当番世話人を務めさせていただきました。

 本研究会は、「内視鏡外科」という共通のモダリティを軸に、多領域の専門家が一堂に会し、診療科や臓器の垣根を越えた議論を通じて知見を共有できる、他に類を見ない魅力的な会です。各回の研究会においては、さまざまな分野から最新の技術や知見が紹介され、活発なディスカッションが行われており、参加者のスキル向上だけでなく、千葉県全体の内視鏡外科診療レベルの底上げにも大きく寄与しております。

 今後も、年1回の研究会開催を中心に、内視鏡手術やロボット支援手術に関する研究発表や啓発活動を積極的に行ってまいります。そして、千葉県内でこれらの手術に携わるすべての医師の皆様に、所属施設や診療科の枠を超えて交流を深めていただける場を提供することで、地域全体の内視鏡外科のさらなる発展に貢献できる研究会を目指してまいります。

 会員の皆様には、今後ともご支援とご指導を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

2025年6月
千葉内視鏡外科研究会 代表世話人
 千葉大学大学院医学研究院小児外科学
 菱木知郎